うつを腸内フローラ改善と糖質制限で治すための方法ブログ

うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ改善と糖質制限、DHA)、運動と瞑想で治すための方法ブログです。

サジージュースのうつを改善する効果とは?

当ブログではうつ病の予防と、うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ・腸内環境改善糖質制限)、運動瞑想で治すための方法について書いています(あくまでうつの症状をやわらげるためのひとつの手段です)。

 

今回は「サジー」というスーパーフルーツの紹介と、サジージュースのうつを改善する効果について述べていきたいと思います。

「サジー」(沙棘・シーバックソーン)とは、ユーラシア大陸原産のグミ科の植物のことですが、このサジーには、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸不飽和脂肪酸ポリフェノール、SOD酵素、有機酸、植物ステロール、食物繊維など、200種類以上もの栄養素が含まれています。

またサジーには、うつの改善のためには必要不可欠な、亜鉛や鉄などのミネラル類アミノ酸が豊富に含まれていますし、オメガ3脂肪酸のうちのひとつであるα‐リノレン酸も含まれています。

だからといって、サジージュースを飲むだけでうつが改善するわけではありませんが、うつを少しでもやわらげていくための栄養補給としては、サジーは役立ってくれると考えられます。

ちなみに、サジーの木は中国の高山地帯やロシア、モンゴルをはじめとする、夏は暑く冬は寒い厳しい気候で生育します。

サジー

サジーの小豆ほどの小さな果実は、種類によって黄色、オレンジ色、赤色をしていますが、サジーは7千万年から2億年も昔から、地球上に生育している、歴史ある植物だとされており、ギリシャ神話やインドの伝統医学アーユルーヴェーダのなかでも言及されています。

そのため、スーパーフードとも言うべき「サジー」を摂るだけで、からだにとって必要な栄養素のほとんどが一度に摂れてしまうのです。

特にビタミン類やミネラル類は、酵素の働きを助ける役割があるため、細胞の新陳代謝を活発にして、からだとこころを元気にするために必要不可欠です。

サジーはビタミンCが豊富

またビタミンのうち、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEが豊富に含まれています。

ちなみにサジーに多く含まれているビタミンCは、「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」といった副腎が分泌する抗ストレスホルモンの合成に関わっていますし、「L‐トリプトファン」や「L‐フェニルアラニン」といった、セロトニンドーパミンの前駆物質が作られるためには、ビタミンCが必要になってきます。

したがって、日頃からストレスを感じることが多い方は、うつの予防のためにもこまめなビタミンCの補給が必要になってきます。

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さらに、ビタミンEには、体内で起こっている炎症を抑える抗炎症作用があります。

サジーの栄養を手軽に摂るにはサジージュースがおすすめ

ここまでサジーについて紹介してきましたが、サジーは一人暮らしをしていたり、忙しかったりして、なかなか日頃の食生活でうまく栄養を摂れないという方に、栄養補助として特にオススメです。

そして、サジーの豊富な栄養素を日頃から効率的に採り入れるには、「フィネスの黄酸汁 豊潤サジー 」というサジージュースがイチオシです。

なぜなら、株式会社フィネスが販売しているサジージュース「豊潤サジー」は、サジーの品種や製法にこだわっているため、初めての方でも安心・安全なうえに、他社のサジージュースと比べると飲みやすいからです。

 

豊潤サジー

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また、豊潤サジーには希少な品種である「ビコアサジー」が使われており、果実をまるごと果皮まで裏ごししたピューレ状になっているため、濃厚なうえ、栄養価が損なわれていないという特徴があります。

そのため、フィネスの「豊潤サジー」は、うつを少しでもやわらげていくための栄養補給としてオススメなのです。

もしサジーが気になる方はトライアル出来ますので、よろしければ栄養不足の解消のために一度試してみてください。

 

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豊潤サジー

ちなみに私自身も、健康維持とうつの予防のために豊潤サジーを日頃から愛飲しています。

 

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ゆっくりとした運動で気づくこと、感じることがうつをやわらげるために大切

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前回はマインドフルネス瞑想による「気づき」がうつの改善のために必要な理由について書きました。

 

これまでのおさらいですが、日頃からマインドフルネス瞑想を1分間でも行うようにすることは、意識を今の瞬間に戻すための心のトレーニングになります。また、マインドフルネス瞑想を行う習慣をもつことは、過去や未来ではなく、今の瞬間に「気づく」機会を増やすことにつながっていきます。

 

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そして、このマインドフルネス瞑想による「気づき」は、ゆっくりとした運動を行っている間でも応用することができます。

例えば、以前の記事で、うつを改善していくためのオススメの運動として、「スロージョギング」をご紹介しましたが、このスロージョギングを行なっている間に、「気づく」回数を増やしていくことが可能です。

たとえば、走っている間、地面を踏みしめている時の足裏の感覚に気づいてみたり、風が吹いてきた時の音や、風が吹きつけてきた時の肌の感覚を感じてみたりすることが出来ます。

 

また、ゆっくりと走りながら周りの風景を観察し、これまで気づかなかったこと(例えば、どのような建物や植物が周りにあるのか、さらに、それらはどのような形や色をしているのか、など)に気づくようにすることもオススメです。

ですが、ここで気をつけていただきたいのは、その間の「気づき」とは、自分の主観で「好き/嫌い」「良い/悪い」など、評価やジャッジメントをくだすことではないということです。

 

例えば走っている際に、木々の葉の緑が目に入ってきたら、あるがままを感じても良いですが、頭の中でいろいろと考えてしまうという方は、ただ「緑、緑、緑」と言葉による気づき(サティ)を入れてみると良いと思います。

しかし、その「緑」に対して、「美しい」とか「美しくない」という言葉を加えてしまうと、それは主観による判断になってしまうので、言葉によって「気づき」を入れていく場合は、あくまで「緑、緑、緑」というニュートラルな言葉だけにすることが大切です。

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自然は気づきの宝庫ですので、森林浴しながらの運動や瞑想もおすすめです。

ヨガのねじりのポーズでからだを感じてみる

さらに、なかなか外出して運動する気が起きないという方は、ヨガのねじりのポーズをゆっくりと行ないながら、その過程で生じる身体感覚を感じたり、気づいたりすることがオススメです。

 

  1. 座ったら姿勢を良くし、両脚を伸ばします。
  2. 右手を左ももの外側にかけます。
  3. 息を吐きながら上体を左にねじり、左手は背中にまわして、数呼吸の間、静止します。
  4. ゆっくりと元に戻して、逆方向も同様に行います。

 

注意点は、背骨はねじりますが、背骨が曲がらないようにまっすぐに立てることです。

そしてねじっている間、身体に起きた変化を細かく感じとり、微細な感覚に気づいてみてください。

また、このヨガのこのねじりのポーズをゆっくりと行うことは、からだをゆるめてくれますし、呼吸が浅くなっている時、呼吸を深めるのにも効果を発揮してくれますので、ぜひリラックスのために試してみてください。

 

ねじりのポーズについては、以下の動画も参考にしてみてください。


ヨガ講座 7 ねじりのポーズ

 

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「気づき」がうつの改善のために必要な理由

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前回は1分間マインドフルネス瞑想を緊張した時やストレス対策としてオススメしましたが、今回は、瞑想による「気づき」がうつの改善のために必要な理由についてです。

マインドフルネス瞑想は、意識を今の瞬間に戻すための心のトレーニングだといえますが、自分の気持ちを過去や未来ではなく、現在に戻すには、「気づき」が必要になってきます。

しかしイライラしたりモヤモヤしたりして、感情に振り回されている時ほど、そうなっている自分に気づくことは難しいのです。

なぜなら、そのような状態は、例えて言えば嵐の中に自分が巻き込まれてしまっており、そのことに自分がとらわれてしまっているからです。

突然、嵐がやって来て、全身がびしょ濡れになってしまったり、お気に入りの衣服が雨に濡れてしまったりしたら、たいていの人は「嫌だ」と感じてショックを受けるのではないでしょうか?

しかし瞑想による「気づき」とは、自分の心が嵐に巻き込まれることなく、嵐から距離を置き、嵐の外から嵐の様子を眺めている状態のことを意味します。

そのため、嵐がやって来ても、嵐(感情・情動)に振り回されることなく、冷静なままでいられるのです。

また、瞑想を行う習慣が続いていけば、自分が嵐に巻き込まれてびしょ濡れになってしまっても、それほど感情的にならずに、「あ、濡れてしまったな」と、ただ冷静に自分を観察することが出来るようになります。

「気づく」ためには瞑想を習慣化することが大切

しかし、先程も述べましたが、嵐に巻き込まれている時ほど、そのことに気づくのが難しくなります。

例えば、ほとんどの場合、ひどく怒っている人に対して何を言っても無駄なのは、その人が怒りの感情に完全にのまれてしまっているからです。

一度感情にとらわれてしまうと、冷静になってその感情に気づくことが困難になるのです。

そのため、嵐を外から客観的に眺められるようにするためには、日頃から「気づき」のトレーニングとしてマインドフルネス瞑想を行ない、習慣化していく必要があるのです。

このあたりの「気づき」の大切さについて、ヨガ・瞑想講師の吉田昌生氏は『1分間瞑想法』のなかで以下のように述べています。

 

(略)瞬間、瞬間に意識を向けていくと、普段は気がつかない様々なことに「気づき」ます。

 これを心理学では「無意識の意識化」と言います。

 身体の感覚であったり、痛みを訴える声であったり、未来に対する期待だったり、過去に対する後悔だったりします。

 普段はなかなか自覚できていない無意識の闇に、意識の光が当たっている状態です。

 自動的に湧いてくる思いや考えも受け流し、客観視し続けていくと、頭の中の声とは別の「ただ俯瞰して目撃している自分」がいることに気づきます。

 マインドフルネスの目的は、この「気づいている自分(=観察者の視点)」を養うことにあるのです。自分の中の感覚や思考を観察することで、「気づく力(アウェアネス)」を高めることがこの瞑想の目的です。(吉田昌生『1分間瞑想法』p49

 

 瞑想と聞くと、多くの人が「『無』にならなければならない」と思うようですが、必ずしもそうではありません。

 マインドフルネスの目的は「気づく」ことです。

 「気づき」が連続することで「無」になることはありますが、「無」になることが目的ではありません。雑念が湧いても、それに気づいて、再び集中すればいいのです。

 

 瞑想で大切なことは、次の2つです。

 

  1.  感覚に集中すること
  2.  集中に途切れたことに気づくこと

(吉田昌生『1分間瞑想法』p54)

 

 まず注意を向けること、そこから注意がそれたら戻すこと、この繰り返しによって、脳が鍛えられていきます。

 このトレーニングを繰り返すことで、脳が普段働いていないところに血液を送り込み、低下していた機能を取り戻すことができます。

 だから、雑念が湧いてもいいのです。

 雑念が湧いたことに「気づく」ことで、それが「負荷」になって、脳が鍛えられていると捉えてください。(吉田昌生『1分間瞑想法』p55

1分間瞑想法

瞑想によって気づく機会を増やすことが大切

このようにマインドフルネス瞑想においては「気づき(アウェアネス)」が大切になってくるのですが、この「気づき」の回数を増やしていくことは、うつの改善のためにも役立つと考えられます。

しかし、よほどの瞑想の達人でない限り、怒りなどの感情にある程度振りまわされてしまうことは当たり前ですので、感情的になることは悪いことだと思って自分を責めることはしないでください。

かくいう私自身も、日常生活においては、気づかないうちに嵐(感情)にのみ込まれてしまっていることは何度もあります。

大切なのは、心のトレーニングとしてのマインドフルネス瞑想を行い、気づく回数を増やすこと、すなわち、いまの自分の状態を客観的に眺められるようにする機会を増やすことです。

そしてそのために、まずは1分間で良いので、マインドフルネス瞑想を習慣として続けてみてください。

 

瞑想の方法などについては、以下の記事をご参照ください。

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ストレス対策や緊張した時にオススメの「1分間マインドフルネス瞑想」

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前回の記事では、うつを改善していくために、まず、1分間マインドフルネス瞑想を続けてみることについて述べましたが、1分間瞑想はストレス対策や緊張した時に行うのもオススメです。

ストレスを感じてイライラしたり、過去の嫌な記憶が甦ってきてモヤモヤしたりしたら、呼吸が浅なったり、頭のあたりが重く感じられたりするなど、からだに何となく不快な症状がでてきます。

また、人前で発言をしなくてはならず緊張してしまうと、あがり症である場合、途端に動悸が激しくなっていきます。

そのようなシチュエーションに遭遇したら、その度に「1分間マインドフルネス瞑想」を行なってみてください。そのような習慣を心がけることは、心の健康を維持するために効果的だと考えられます。

この記事のポイント

  • ストレスを感じたり緊張したりしたら、その度に1分間マインドフルネス瞑想を行う。
  • 嫌な出来事に遭遇してイライラしたら、呼吸に意識を向け、観察しながらリラックスを心がける。
  • もし緊張してあがってしまったら、手のひらにある労宮というツボを押しながら、その感覚を感じることに集中して心の平静さを保つ。

 

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1分間、呼吸していることに気づくようにする

心の状態が何かの出来事をきっかけにして、波が立つように乱れたら、そのつど、呼吸に意識を向けるようにして、1分間、気息の出入りなど、呼吸の様子を観察しながら、呼吸を深めてリラックスしていきます。

もし、慌ただしい場所に身を置いていて、1分間の余裕もない場合は、30秒でも良いので、呼吸に意識を向けて、「自分は呼吸をしている」ことに気づき、リラックスを心がけます。

そのようにして、1分間、マインドフルネス瞑想を心がけることは、日常生活のなかで生じる困難に立ち向かうためのストレス対策になります。

1分間マインドフルネス瞑想

ストレス対策として、1分間、呼吸に気づくマインドフルネス瞑想を行う

緊張したら「労宮」というツボを押してみる

しかし、極度に緊張して、呼吸を深めるのに集中できないという場合は、手のひらにある不安や緊張感を解消できる「労宮」というツボを押しながら、その感覚を1分間、感じてみることをおすすめします。

労宮は手のひらの中指と薬指の骨の間にあります。具体的には手を軽く握った時に、薬指の先が当たる部分です。

この労宮の押し方を、『病気にならない全身の「ツボ」大地図帖』から引用しますので参考にしてみてください。

 

親指の腹をツボに垂直に当て、残りの指で手の甲を包むようにして押す。押されるほうの手は、丸まらないよう開いたままの形を保つ。手の甲に向けてまっすぐ押すのではなく、少しだけ手首の親指側に向けて力を加えるのがポイント。

 

緊張したら、おなじないのように、労宮を中心に親指の腹を時計回りの方向に回してマッサージ。(帯津良一・藤井直樹『病気にならない全身の「ツボ」大地図帖』p69

 

もし緊張したり、ストレスを感じたりしたら、そのつど「おなじないのように」この労宮を親指の腹で押して、時計回りに回すようにしてマッサージしてみてください。

また、イライラして呼吸が浅くなっていると感じたら、「ふ~っ」と息を吐きながら、労宮をマッサージし、そのあいだ、ツボが押されている手のひらの感覚を1分間、感じてみてください。

この方法はメンタルをできるだけ平静に保つためにオススメです。

 

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「1分間瞑想法」がうつの改善のためにおすすめなわけ

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今回は「1分間瞑想法」がうつの改善のためにおすすめなわけについて述べていきたいと思います。

前回の記事ではうつの改善のためにマインドフルネス瞑想が効果的な理由について書きました。ですが、うつの症状をやわらげるために初めて瞑想をしてみても、なかなか集中力が続かない、という方は多いと思います。

 

また、マインドフルネス瞑想を始めても、すぐに頭の中に雑念が浮かんできてしまうということも十分考えられます。

しかし、だからといって落胆することはありません。

なぜなら瞑想によってうつを改善していくために大切なのは、瞑想がうまくいくことではなく、心のトレーニングとしての瞑想を行う習慣をもつということだからです。

 

そのため、なかなか集中力が続かなかったり、すぐに雑念が浮かんで気が散ったりしても、失敗したと思って自分を責める必要はないのです。

 

また、瞑想を行うことで、無理にハッピーな気分になろうとする必要もありません。

このことに関して、例えばヨガ・瞑想講師の吉田昌生氏は『1分間瞑想法』のなかで以下のように述べています。

 

 瞑想と聞くと、多くの人が「『無』にならなければならない」と思うようですが、必ずしもそうではありません。

 マインドフルネスの目的は「気づく」ことです。

「気づき」が連続することで「無」になることはありますが、「無」になることが目的ではありません。雑念が湧いても、それに気づいて、再び集中すればいいのです。

 

 瞑想で大切なことは、次の2つです。

 

  1. 感覚に集中すること
  2. 集中に途切れたことに気づくこと

 

吉田昌生『1分間瞑想法』p54

 

 まず注意を向けること、そこから注意がそれたら戻すこと、この繰り返しによって、脳が鍛えられていきます。

 このトレーニングを繰り返すことで、脳が普段働いていないところに血液を送り込み、低下していた機能を取り戻すことができます。

 だから、雑念が湧いてもいいのです。

 雑念が湧いたことに「気づく」ことで、それが「負荷」になって、脳が鍛えられていると捉えてください。(吉田昌生『1分間瞑想法』p55

 

瞑想で大切なのは、出来事や物事に対して、自分の見方で判断したり評価したりせず、あるがままを受け入れることと、今起きていることに「気づく」ことです。

そしてそのことを繰り返し、毎日の習慣にしていくことです。

 

吉田昌生『1分間瞑想法』

まずは1分間瞑想をしてみる

瞑想を始めたばかりの頃は、いきなり10~20分間瞑想をしようとしてもなかなか続かないため、まずは1分間瞑想が続くようにしてみることをオススメします。

 

背筋を伸ばして座り、目を閉じたら、呼吸に意識を向けてみます。

そして、呼吸を行なっている間、まずは1分間、鼻の辺りに感じる気息の出入りを感じたり、呼気と吸気の感覚を観察したりしてみてください。またお腹のふくらみやちぢみの様子にも意識を向けてみましょう。

 

もし1分経たないうちに頭に雑念が浮かんでしまったら、雑念が浮かんだことに気づき、再び1分間、呼吸の観察を続けるようにしてください。

また、すぐに雑念が浮かんでしまっても、自分を責める必要は全くありません。

 

さらに、初めての方にオススメの瞑想法として、吉田昌生氏の『1分間瞑想法』から、「聴覚瞑想」を紹介したいと思います。

 

  1. 注意を音に向ける
  2. 近くの音に耳を澄ます
  3. 遠くの音の音に耳を澄ます
  4. 音と音の間にある静寂にも耳を澄ます

 

 コツは、今この瞬間の音にすべての注意を向けることです。そして、聞こえてくる音を判断せず、快不快に分けたり、分析したりしないで、あるのまま受信してみましょう。

 空気の振動のみを感じとり、鼓膜だけでなく、身体全体で音を感じとってみてください。(吉田昌生『1分間瞑想法』p60~61

 

まずは呼吸や音を感じる瞑想を1分間で良いので、続けてみてください。

また日常生活のなかのストレスで、イライラしたり、モヤモヤしたり、緊張したりしたら、その度に1分間瞑想を行う習慣をもつことも、ストレス対策や心の健康を保つためにおすすめです。

 

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瞑想がうつの改善に効果的なわけ

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今回は瞑想うつの改善に効果的な理由について述べていきたいと思います。

 

「瞑想」というと、どこか宗教的だと感じられ、つい敬遠したくなる方もいらっしゃるかもしれませんが、そういう方は、「瞑想」のことを「心のトレーニング」だと捉えていただきたいと思います。

 

また「瞑想」にも様々な種類がありますが、うつの症状をやわらげるための心のトレーニングとして最適だと私自身が考えるのは、近頃、テレビや雑誌などでも主にストレス対策として取り上げられている「マインドフルネス瞑想」です。

 

この「マインドフルネス瞑想」がなぜうつの症状に対して効果的なのでしょうか?

その理由は、過去の嫌な出来事を思い出して気持ちが沈みこんだり、これからの未来のことを想像して不安になったり、ぐるぐる回るようにひとつの考え方に囚われ続けたりした際に、マインドフルネス瞑想を行うことによって、思考が過去や未来へ向かっているのを一旦ストップし、意識を現在の瞬間に戻してくれるからです。

 

このことはすなわち、頭のなかでいろいろなことを考えるのを一度止めて、心の状態をニュートラルにし、今の瞬間に「気づく」ということにつながっていきます。

 

日常生活のなかでは、突然風が吹いたり、目の前を自動車が通り過ぎたり、誰かが向こうからやって来たり、といったように、様々な出来事が起こっていますが、頭の中で考え事ばかりをしていると、それらの出来事の瞬間は気づかないまま、去っていってしまいます。

 

また、何かの思いがけない出来事によってショックを受け、その過去の出来事をいつまでも頭の中で引きずってしまうと、私たちの意識は現在の瞬間から遠ざかってしまっています(ちなみに私自身も、「瞑想」を憶えるまでは、自分の頭のなかできちんと整理できるまで、いつまでも過去の嫌な出来事を引きずってしまう性格でした)。

瞑想は今の瞬間に気づくための心のトレーニング

しかし、例えば何かに失敗したり、叱られたりして、いつまでも自分にとってショックな出来事を引きずり続け、自分を責め続けてしまうと、その分、脳にダメージが蓄積していってしまうので、精神的に深く落ち込んでしまうことになる原因になります。

 

もちろん、そのような落ち込んだ状態から、いきなり意識を現在の瞬間に戻すことは至難の技です。

 

また、気持ちを切り替えようとして、目の前の風景を眺めていても、気がつくと、(嫌なことが起こった時は特に)過去に起きた出来事に、後悔の念など、様々な考えを巡らせてしまっているのは、当たり前のことです。

 

ですが、先程も述べたように、自分の意識が過去や未来に囚われている状態から、出来るだけ脱け出していくためには、瞑想を心のトレーニングとして行うことが効果的なのです。

 

これは私自身の体験でもありますが、瞑想のトレーニングを毎日少しでも行うようにすると、次第に、過去に引きずられる時間が短くなり、代わりに現在の瞬間に意識が向くようになります。

そして、少しずつ環境に振り回されず、気持ちを安定させることが出来るようになってきます。もちろん、このことに個人差はありますが、それでも瞑想を始めてみることは、自分の心を成長させるためのトレーニングとして有効なのだと考えられます。

 

瞑想は今の瞬間に気づくための心のトレーニング

瞑想は今の瞬間に気づくための心のトレーニング

マインドフルネス瞑想がうつの症状を予防するのに効果的な理由

しかし、もしうつ病を患っている方で、薬を処方されている方や、瞑想を始めることに不安を感じる方は、瞑想を始める前に必ず医師に相談してください。

 

また私はこの記事をマインドフルネス瞑想を始めてみる「きっかけ」にしていただきたいと思って書いていますが、もしマインドフルネス瞑想について深く知りたいと感じたならば、ご自身で本を読んだり、瞑想を教えてくれる信頼できそうな教室を探したりしてみてください。

 

ところで、精神科医の最上悠氏は『薬を使わずに「うつ」を治す本』のなかで、うつの症状が現れやすい思考パターンとして、五つの「自動思考(瞬間的に頭に浮かんだ考え)」を挙げています。

 

  • 抽象的な考え方
  • 自分勝手な決めつけ
  • 何でもひと括りにする
  • 感情でものごとを判断する
  • 失敗を過大に評価してしまう

(最上悠『薬を使わずに「うつ」を治す本』p81より)

 

たとえばストレスなどが生じたことをきっかけに、上記のような決めつけや思い込みを瞬間的にしてしまう傾向があり、その結果、うつの症状があらわれてくると最上氏は述べています。

 

また、精神科医野村総一郎氏も『うつ病を治す』のなかで、うつ病を患っている方には、「当然ながら悲観的で後ろ向き、悪い事態のみが視野に入る」「円環状に考えが回って、そこから抜け出せない」といった特有のパターンがあるとしています。

 

しかし、マインドフルネス瞑想においては、あるがままをあるがままに受け止めるという、感覚に対する気づきのトレーニングを行うことによって、自分の考えや判断を、一旦宙づり・ニュートラルにするため、最初から何でも決めつけたり、物事の白黒をはっきりつけようとしたりしてしまうような思考のクセを直すのにも、役立つのです。

 

まずは1分間で良いので、瞑想を行なってみてください。

 

今すぐ、ちょっとこれをやってみてください。

①目を閉じてリラックスします。

②自分の呼吸に意識を持ってきましょう。

③吸う・吐くの一回のサイクルを意識します。

(ビクター・ダヴィッチ『瞑想トレーニングで人生が変わる』牧野・M・美枝 訳 p56)

 

 親の不仲や病気、家庭内暴力、かつてのパートナーとのつらすぎた関係など、過去のつらい記憶のある人は、時間が経過しても、しばしばそれが蘇ってくるといいます。そして、その記憶に感情を苦しめられて、それがうつなどの要因となることがあります。

 そうした人におすすめしたいのが、マインドフルネスという方法です。これは瞑想法からきているもので、「意味づけをするのをやめて、事実を事実としてありのままに認識しようということが基礎にあります。

(中略)

 最初はどんどん雑念がわいてきますが、この五感によるトレーニングをしていくと、いやなことを思い出したとき、もちろん、ある程度は不快な気分になることがあるとしても、よけいな意味づけによって過剰にふくらみすぎたつらい感情や焦燥感などはわき起こりにくくなっていきます。

最上悠『「脳の炎症」を防げば、うつは治せる』 p168~169

 

瞑想の効果

  • 血圧を下げる
  • 急性および慢性の痛みをやわらげる
  • 筋肉の反射時間が速くなる
  • 横隔膜と内臓をリラックスさせる
  • 呼吸の効率がよくなり、肺機能が増進する
  • 不安やストレスを減少させる
  • 強迫的な行動パターンを認識する力が増す

(ビクター・ダヴィッチ『瞑想トレーニングで人生が変わる』牧野・M・美枝 訳 p35)

 

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すりえごまがうつの改善に役立つ理由

 

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今回はすりえごまがうつの改善に役立つ理由についてです。

当ブログでは食事によってうつをやわらげていくための方法のひとつとして、油の摂りか方を変えてみることをオススメしていますが、特に重要になってくるのは、オメガ3脂肪酸DHAEPA・α‐リノレン酸)を多く摂るようにすることだと、以前の記事で述べました。

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オメガ3脂肪酸DHAEPA・α‐リノレン酸)は、脳の炎症を抑えるなど、心の健康を維持するために様々な良い働きをしてくれます。

しかし、青魚に多く含まれているオメガ3脂肪酸は、普段の食事の中で十分な量を摂りにくいという側面があるため、サプリメント亜麻仁油・えごま油などを利用することが、オメガ3脂肪酸の不足を補うためには有効なのです。

それに加えて、「すりえごま」という食品も、オメガ3脂肪酸の不足を解消するのにオススメなのです。

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えごまにはα-リノレン酸が多く含まれていますが、このα‐リノレン酸は、体内で1~2割がDHAEPAに変換されます。

そのため、「すりえごま」を摂っていれば、オメガ3脂肪酸の不足を完全に解消できるというわけではありませんが、それでも深刻なオメガ3脂肪酸の不足を解消するのには役だってくれます。

しかも「すりえごま」には、「えごま」をそのまま食べるよりも消化に良いというメリットがあります。

ちなみに肝心のお味のほうは、それほど味にクセないため、亜麻仁油やえごま油が苦手だという方でも、サラダや和え物、惣菜などにこのすりえごまをサッと加えて摂ることができます。

またえごまにはα‐リノレン酸以外にも、タンパク質食物繊維カルシウムやマグネシウムカリウムなどのミネラル類ビタミンB群(B1、B2、ナイアシンやパントテン酸)などの栄養素が豊富に含まれています。

したがって、すりえごまを毎日の食生活に採り入れることは、うつの症状を少しでもやわらげていくためにおすすめなのです。

 

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