亜麻仁油・えごま油がDHAとEPAの不足を解消する理由
当ブログではうつ病予防と、うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ・腸内環境改善と糖質制限)で治すための方法について書いています(あくまでうつの症状をやわらげるためのひとつの手段です)。
今回は亜麻仁油・えごま油がDHAとEPAの不足を解消する理由についてです。
うつの症状を改善していくためには、日頃の食生活のなかで、油の摂り方を見直し、オメガ3脂肪酸(DHA・EPA・α-リノレン酸)を多めに摂ることが重要になってきます。
そして、亜麻仁(アマニ)油やえごま油を普段の食生活に採り入れることは、DHAとEPAの慢性的な不足を解消するのに効果的だと思われます。
なぜなら、亜麻仁油はえごま油には、必須脂肪酸オメガ3のひとつである「α‐リノレン酸」が豊富に含まれていることが挙げられます。このα‐リノレン酸は不飽和脂肪酸の一種で、体内に取り入れられると、約1~2割がDHAとEPAに変換されます。
DHAとEPAがうつの改善とどのように関係してくるのかについては、以下をご参照ください。
一方、加工食品に多く含まれるサラダ油(リノール酸)を摂り過ぎてしまうことは、脳の炎症を引き起こす原因にもなってきてしまいます。
近年は、知らないうちにこのリノール酸(オメガ6脂肪酸)を加工食品やファストフードから摂り過ぎてしまっていることが、うつの症状だけではなく、アトピーなどのアレルギー症状を引き起こすとして問題になってきています。
しかし、オメガ3脂肪酸(DHA・EPA・α‐リノレン酸)は、リノール酸と正反対の働きをするため、体内でEPAやDHAに変換されるα‐リノレン酸が含まれている亜麻仁油やえごま油は、オメガ3脂肪酸の慢性的な不足を解消するために役立つのです。
普段から亜麻仁油やえごま油を摂ることはうつの予防に効果的です。
脳と心の健康のために亜麻仁油やえごま油を採り入れてみる
もちろん、亜麻仁油やえごま油だけで一日に必要な量を補えるわけではありませんが、サラダ油をやめる代わりに、亜麻仁油やえごま油を食卓に採り入れることは、脳と心の健康を保つために有効だと考えられます。
ちなみに亜麻仁油とは植物の亜麻仁から搾油した油のことで、えごま油は、えごまというシソ科の植物の種を原料にしています。
亜麻仁油もえごま油もほんの少しクセがあるため、自分の味覚に合わないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、試しに毎日の食事に採り入れてみることはおすすめです。
また、亜麻仁油とえごま油は一般的に熱に弱いとされているので、炒め物に使うのではなく(その際はオリーブ油を使うのが良いです)、サラダや惣菜にサッとかけるようにして摂ることをおすすめします。
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