おなか(内臓)をじっくり温めて冬うつ対策。
当ブログではうつ病の予防と、うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ・腸内環境改善と糖質制限)、運動と瞑想で治すための方法について書いています(あくまでうつの症状をやわらげるためのひとつの手段です)。
今回は、おなか(内臓)をじっくり温めることが冬うつ対策になる、ということについてです。
冬になってだんだん寒くなると、気持ちが落ち込んだり、不安になったり、やる気が出なかったりすることが多い、という方は多くいらっしゃるかもしれません。
また、それと同時に、ネガティブな思いばかりがこみ上げてきて、何事に対しても積極的な気持ちになれない、という場合も考えられます。
しかし冬は総体的にエネルギーが不足するため、いつもよりも元気がなくなるのは当然のことだといえます。
そのためエネルギーが不足しがちな冬は、エネルギーを温存するために、
- 何事も無理しない(いつもと同じように仕事をこなそうとしない)
- 体の冷えに要注意(厚着する・こまめにあたたまる)
- いつもより早めに寝る(夜更かしを避ける)
といった習慣が重要になってくるように思います。
特に、からだの震え・低体温によって「うつ」の症状が出てきて、つらい気持ちにとらわれてしまった場合は、遠赤外線ヒーターなどの暖房器具を使って、おなか(内臓)を中心に、からだを芯まで温めるのがオススメです。
このように述べるのは、心の起源は「脳」ではなく、「腸」をはじめとした内臓にあると考えられているからです。
当ブログでは、うつの改善には腸内環境に注目することが大事であると述べてきましたが、冬に関しては、無理にサプリメントなどを摂取するよりも、腸をはじめとした内臓(おなか)をじっくりと温めれば、冬のうつのつらい症状がやわらぎ、気分も変わってくるかもしれないのです。
内臓(おなか)をじっくりと温めれば、冬のうつのつらい症状がやわらぐ。
実際、私自身、体が冷えていると、何となく気持ちも冷たくなり、嫌な記憶も思い出しやすくなりますが、じっくりと体を温めて、体温が上がってくると、気持ちが変化し、心に余裕がでてくるのが感じられます。
また、からだがぽかぽかしてくると、そのぶんやる気もでてきます。
もちろんだからといって、うつの時は、無理にいろんなことを頑張ろうとする必要はありません。
もし少し元気がでてきたら、自分がしたいと思ったことだけをすればよいのです。
ちなみに、うつの症状を良くしていくための基本は、食事・瞑想・運動だと以前の記事で述べましたが、冬場に関しては、心の源であるおなかが冷えないように、常にからだをあたたかくしておくことが効果的だと思われます。
ぜひ、おなかを普段から温めるようにして、寒さが厳しい冬の季節を乗り切ってみてください。
こちらは山善の遠赤外線カーボンヒーター(DCT-J063)。コンパクトな設計ですので、それほど場所をとりません。
就寝前と起床時、私はこの遠赤外線ヒーターでじっくりとからだとおなかを温めるようにしています。
遠赤外線とは、一般的に3μm~1000μmの波長領域の電磁波のことをいいますが、遠赤外線は、血液循環を活性化させ、新陳代謝を促すといわれているため、じっくりとおなかを温めるのにエアコンよりもオススメです。
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『「うつ」にならない食生活』とは?
当ブログではうつ病の予防と、うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ・腸内環境改善と糖質制限)、運動と瞑想で治すための方法について書いています(あくまでうつの症状をやわらげるためのひとつの手段です)。
今回は『「うつ」にならない食生活』(高田明和 著 角川書店)という一冊を取り上げながら、うつにならないための食生活について考えてみたいと思います。
以前、うつを改善するための食事についての記事を書き、
- 腸内フローラの改善
- ゆるやかな糖質制限
- 油(脂質)の摂り方
が重要であると述べましたが、うつを少しでも予防するためにはやはり、毎日の「食事」に気をつけることが大切だと思われます。
そしてこのたび、『うつのツボ 薬に頼らずラクになる』、『自分の「うつ」を薬なしで治した脳科学医 九つの考え方』などの著作がある高田明和氏の、『「うつ」にならない食生活』を読んでみましたが、この本は2002年に出版されており多少内容が古い部分もありましたが、2018年の今読んでも「うつ」を予防するための食事とは何かということについて考えさせられる内容でした。
ちなみに医学博士である高田明和氏が書いた『「うつ」にならない食生活』の主なポイントは、
であると、私自身、感じました。
まず、「生活習慣病を気にしすぎるのではなく、食事を楽しむ」ということについてですが、近年は、マスメディアを通じて、「~の食べ物はカラダによい」「~の食べ物は脳の健康によい・うつを改善する」など、様々な健康情報が溢れるようになりました。
しかし、「うつ」を予防するためには、あえて食事や健康のことを気にしすぎない、ということも時には必要だと思われるのです。
もちろん、だからといって、ファストフードやお菓子などの加工食品の暴飲暴食は避けるべきだと私自身は感じますが、このことに関して、高田明和氏が『「うつ」にならない食生活』のなかで、
「現在日本は混沌とし、さらに将来への不安に満ちています」、「脳の健康を考え、ストレスに耐え、厳しい環境でもうつにならないようにすることこそ現在に求められていることだと思われます」
と述べており、さらに、
私たちは生活習慣病にならないために生きているのではないのです。よりよく生きるために生活習慣病がない方がよいから、それを防ごうというのです。生活習慣病を防ぐために、元気を失い、ひきこもりになり、自殺するようになっては本末転倒と言えます。
としています。
つまり、「うつ」を予防するという点においては、動脈硬化やメタボになるリスクを恐れるあまり、必要以上に血糖値や悪玉コレステロールの値を気にして厳格な食事制限をしてしまうよりは、時々美味しいものを食べ、日頃の食生活や人生そのものを楽しんだほうが良いということです。
「うつ」の時こそ牛肉を。
また、本書を読むと、「うつ」の時こそ、あえて牛肉などのお肉を食べるようにすることも、必要になってくるということが分かります。
なぜならうつの時に不足している「セロトニン」が作られるためには、「トリプトファン」が必要だからです。
「セロトニンはトリプトファンというアミノ酸からできます。これは必須アミノ酸で、私たちの体で作ることはできません。しかもトリプトファンは肉に多く含まれ、植物性のタンパクに含まれる量は少ないのです。」
としており、さらに、
「肉の中のタンパクに含まれるフェニルアラニンやチロシンも必須アミノ酸で、私たちの体で作ることはできません。しかし、このアミノ酸から、やはりうつに効果のあるノルアドレナリンが作られ、さらにそれが快感をもたらすドーパミンを作るのです。」
と述べています。
したがって、(毎日焼き肉やすき焼きばかりを食べる事を推奨するわけではありませんが)、自分が「うつ」気味でなかなか元気がでないと感じた時は、完全菜食のヴィーガンを目指していないかぎり、積極的に牛肉などのお肉を美味しく頂くのも、「うつ」を予防するために有効だと思われるのです。
脳のエネルギー源であるブドウ糖をしっかりと摂る
最後は脳のエネルギーであるブドウ糖についてです。
高田氏は「ブドウ糖」について、先程の「トリプトファン」をはじめとしたアミノ酸との関連性において、
私たちの体のあらゆる働き、あらゆる細胞、組織の構成は絶え間なく食べ物の成分により維持されています。とくに脳はエネルギーのすべてをブドウ糖に頼っており、食べ物のなかのでんぷんとか砂糖のような炭水化物から作られるブドウ糖がその原料です。
脳の活動に必要な神経伝達物質の多くはアミノ酸から作られます。とくに感情とか本能行動に関する伝達物質のドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなどは必須アミノ酸と言われるフェニルアラニン、チロシン、トリプトファンから作られます。これらの必須アミノ酸は私たちの体内では作られず、食べ物のなかの肉などに供給を依存しています。
このために食べ物としてブドウ糖やアミノ酸を摂ることができないと、脳の機能が障害されたり、異常になったりします。当然うつ病になったりしますし、ボケを早めたりするのです。
と述べています。
当ブログではうつをやわらげていくために、ゆるやかな糖質制限をオススメしていますが、やはり大切なのは、白砂糖や人工甘味料は控えるといっても、甘い物からブドウ糖はしっかりと摂る、ということです。
なぜなから、ブドウ糖は何といっても脳の重要なエネルギー源だからです。
また、ブドウ糖をビタミンやミネラルと共に摂るようにすることは、細胞の代謝のためにも、欠かせません。
ちなみに近年、脳はエネルギー源として、ブドウ糖だけではなく、肝臓で作られる「ケトン体」も利用することが分かっていますが、そうなるまでには厳しい糖質制限を課さなければなりません。
したがって、私自身はうつをやわらげていくためには、厳しい糖質制限ではなく、アカシアはちみつなどを利用したゆるやかな糖質制限を実践することをオススメしています。
以上、ここまで高田明和氏の『「うつ」にならない食生活』という一冊をご紹介してきましたが、この記事で特にお伝えしたかったことは、「心」の状態を良くしていくためには毎日の「食事」を見直すことはもちろん大切、しかし、「食事」に気をつけてばかりいることがストレスや心の負担になってしまえば、本末転倒だということです。
うつを緩和するには、腸内環境の改善と糖質制限、食事・運動・瞑想が大切です。
春のうつや不安には、「今の自分はベスト」と思うことで対処する。
当ブログではうつ病の予防と、うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ・腸内環境改善と糖質制限)、運動と瞑想で治すための方法について書いています(あくまでうつの症状をやわらげるためのひとつの手段です)。
今回は春のうつや不安には、「今の自分はベスト」と思うことで対処する、ということについて述べたいと思います。
春になると、どういうわけか不安を感じる、<うつ>の症状に悩まされる、という方は多くいらっしゃると思います。私自身も、飛散する花粉や、気温の急激な変化も関係しているのか、春がやってくると、不思議なことに、気持ちが不安定になります。
また、自分にとってベストな進路に進めなかったことで、思い悩んでしまう方もいらっしゃると思います。
さらに新年度になり、新しい環境に身を置くことで、意外とストレスが溜まることもあると思いますし、慣れない環境で何らかの失敗をしてしまい、叱られたりして落ち込むことは多々あるかもしれません。
しかし自分が行なった選択・行動は、どのような選択・行動であれ、そのときは成功するために行っている、ということをこの記事ではお伝えしたいのです。
当たり前のことですが、自分が選択・行動を行う時点では、自分が行った選択・行動が、結果的に失敗するか成功するかは、分かりません。
もし失敗したのだとしたら、その時点では、自分の行動・選択が失敗につながるということが分かっていなかったのです。
つまり、失敗したと分かってから、あの時の選択・行動は失敗だったと分かるのです。
失敗はその時点での認識不足(知らなかった・分からなかった)によって起こるのであり、「失敗した」ということは、結局、時間の経過後に行う後付けに過ぎないのです。
そのため、自分の選択・行動は、常にベストなのです。そして「失敗した」と後で分かることは、自分の取った選択・行動を、より良いものに修正するためにあるのです(自分が望む未来のために)。
今の自分とはベストな選択・行動の集まり。
自分の行動・選択はベストであるということは、すなわち、何らかの選択・行動を行う際は、その時点では、常に自分はベストチョイスをしているのです。
ということは、今の自分とはベストな選択・行動の集積なのです。
どんなにつらい境遇にあろうと、今、ここにいる自分はベストなのです。今の自分は常にベストなのです。
今の自分で大丈夫。
したがって、春のうつや不安をやわらげるために大切なのは、自分のことを責めたり否定したりすることではなく、呼吸を深めながら、「今の自分はベスト」「今の自分で大丈夫」だと思い、今の自分を落ち着かせてあげることです。
不安な気持ちになりやすい春先には、過去に自分が取った選択・行動を後悔することもあるかもしれませんが、実際は自分は常にベストな選択と行動を行っているのです。
うつを緩和するには、腸内環境の改善とゆるやかな糖質制限、食事・運動・瞑想が大切です。
人生がうまくいかないと思ったら試したい3つのこと。
当ブログではうつ病の予防と、うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ・腸内環境改善と糖質制限)、運動と瞑想で治すための方法について書いています(あくまでうつの症状をやわらげるためのひとつの手段です)。
前回は人生の失敗とは成功のことであるという内容の記事を書きましたが、今回は人生がうまくいかないと思ったら試したい3つのことについてです。
どういうわけか気持ちがイライラしたりモヤモヤしたりして、なかなかメンタルを自分にとって良い方向に切り替えられないという時、よろしければこれからご紹介する方法を試してみてください。
人生は不運の連続、人生がうまくいかないと思ったら試したい3つのこと。
- 呼吸を深めてリラックスする。
- ヨガや気功などのゆっくりとした運動を行って、体と心のバランスを整える。
- 自分が心地よいと思える場所に移動する。もしくは部屋の掃除をする。
1、呼吸を深めてリラックスする。
人生がうまくいかないなあ~と思っている時は、呼吸が浅くなっています。そして息苦しいと感じることで、ただでさえイライラしているのに、余計にイライラしてきます。
そのため、ふーっと、息を全部吐き出すようにゆっくりと腹式呼吸を行ない、気持ちが落ち着くまで、呼吸を深めるようにします。また、同時に短い時間でも良いので、マインドフルネス瞑想を行ない、自分の呼吸を観察するようにします。
そして呼吸が深まることによって程よくリラックスすることができたら、ネガティブに捉えがちだった物事に対しての見方が変わってくるかもしれません。
2、ヨガや気功などのゆっくりとした運動を行って、体と心のバランスを整える。
自分の人生はうまくいっていない、自分の運は悪い、といったようなマイナス思考に陥っている時は、何事も頭のなかだけで考えてしまいがちになります。
そういう時は、あえて気功やヨガなどのゆっくりとした運動を行って、からだを動かすようにします。そして頭で考えすぎるのではなく、からだで世界を感じるようにします。
両脚ひとつとっても、足の裏や足指のあいだ、足首、すね、ひざ、太ももなど、普段なかなか意識できない箇所がたくさんあります。
気功やヨガ、前屈運動などを行う際、脚や腕、首回りや腰、背中など、自分の身体が実は「ある」ことを観察しながら、ゆっくりと動き、頭だけではなく、からだで世界を感じとるようにしてみてください。
3、自分が心地よいと思える場所に移動する。もしくは部屋の掃除をする。
自分の人生は不運の連続、人生はうまくいかないと思い、イライラがなかなか治まらない場合は、思いきって自分のいる環境を変えてみるのもオススメです。
どこか自分が心地よいと思える場所に移動し、そのことで思いがけない好運が舞い込んできたら、これまでの嫌な気持ちを簡単に切り替えることができます。
(もしこれまでの不運がなければ、今の好運は舞い込んで来なかったと思えれば最高です)。
しかし、他の場所に移動したことで、さらなる不運が待ち受けていたとしたら、うまくやりすごすようにするか、さらに他の場所に移動するかしてみてください。
*気持ちが落ち込んでいる時は、注意力が散漫になっているので、移動中はくれぐれも安全に気をつけてください。
たとえ嫌なことが立て続けに起きたとしても、自暴自棄にならず、自分の気持ちが変化するまで、待ってみることが大切です。どのような場所に身を置くかで、自分の心の状態も変わってきます。心の状態が変われば、ネガティブなものとして眺めていた世界の見方も変わってきます。変えることができます。
また、もし自分の部屋のなかにいて、外出したくないと思ったら、窓を開けて部屋の掃除をすることで気分を変えてみるのもオススメです。さらに掃除ついでに模様替えをしてみれば、もっと気分が変わるかもしれません。
掃除することで部屋の状態が変わったり、窓を開けて部屋に外の空気が入ってきたりすることは、自分の気持ちを切り替えるきっかけになります。
以上、今回は人生がうまくいかないと思ったら試したい3つのことについて書かせていただきました。
人生なかなかうまくいかないと思って落ち込んだり、一日のうちで嫌なことに何度も遭遇して、自分が運が悪いと思ったら、ぜひこれら3つのうちのどれかを試してみてください。
うつを緩和するには、腸内環境の改善とゆるやかな糖質制限、食事・運動・瞑想が大切です。
人生の失敗とは成功のこと。
当ブログではうつ病の予防と、うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ・腸内環境改善と糖質制限)、運動と瞑想で治すための方法について書いています(あくまでうつの症状をやわらげるためのひとつの手段です)。
前回、「失敗の意味は常に変化している理由」について書きました。
今回は「人生の失敗とは成功」である理由について述べてみたいと思います。
前回の記事のおさらいにもなりますが、人生の失敗の意味合いは時間とともに常に変化するので、人生に失敗はないのです。
いまの時点で「失敗した~!!」と思っていたとしても、特定の行為に対して「失敗」だと決めつけてしまう(固定してしまう)のは、常に自分自身なのです。
そのため、何か失敗して落ち込んだとしても、しばらく時間が経ち、思いがけない<好運>に出会えたとしたら、その好運は過去の失敗が運んできたと言えるのです。
すなわち、「失敗は成功のもと」なのです。
このことは、実はネガティブとポジティブの関係に似ています。
「わたしはネガティブな性格だ」といったように、ネガティブという言葉は何か良くないニュアンスがつきまといますが、「ネガティブ=悪い」わけではありません。
ネガティブとポジティブは表裏一体の関係で、片方(ネガティブ)が成立しているからこそ、もう片方(ポジティブ)が成立しているにすぎず、どちらか一方に「良い」「悪い」があるわけではないのです。
つまり、ネガティブとポジティブとは、「陰」と「陽」の関係のことなのですが、⇑の画像をよく見ていただくと分かるように、実は陰のなかには「陽」が、陽のなかには「陰」があるのです。
そのため、「ネガティブ=悪い事」「ポジティブ=良い事」と決めつけてしまいがちになりますが、何が良くて何が悪いかは、絶対的ではなく、常にその時の状況によって変わってくるのです(相対的)。
このあたりのことに関しては、以前の記事「うつから脱け出すためのネガティブとポジティブの取り扱い方」でも書きましたが、『運力 あなたの人生はこれで決まる』という本のなかで、著者の天外伺朗氏が以下のように述べていることが印象的です。
意識レベルでは「すべてをプラスにとらえなければいけない」と思って、プラスにプラスに考えをめぐらせるのですが、無意識レベルでは、すっかりマイナスの考えにとらわれており、なんの光明も見出せなくて、絶望していることが多いのです。
もちろん身体のレベルは、無意識のコントロール下にありますので、表面的にうまくいっているプラス思考とは裏腹に、身体には絶望の症状が出てきます。
この場合には、プラス思考の努力をすればするほど、意識レベルと無意識レベルのギャップは大きくなり、どんどん泥沼にはまっていきます。身体が、そのギャップに耐えられなくなると、うつ病になります。
(中略)
つまり、自分を取り巻く状況がとてもひどいなかで、本人は、懸命にプラス思考をしようとするのだけれども、ふと気がつくと、マイナスの考えに陥っている自分を発見する、ということです。これは、多くの読者が体験しておられると思います。(天外伺朗『運力 あなたの人生はこれで決まる』 p26~27)
また、天外伺朗氏は、
「もし、マイナス思考にとらわれている自分を発見したら、無理矢理にプラス思考をしようとはしないで、マイナス思考をしている自分を、そっくりそのまま認め、受容してあげることがおすすめです」
と述べています。
つまり、マイナス思考に囚われているときは、マイナス思考に囚われている自分を否定したり、排除したりしないことが大切なのです。マイナス思考に囚われている自分も、自分自身なのだという理由から、「そっくりそのまま認め、受容してあげる」ことが必要になってくるのです。
マイナス思考に陥ったら呼吸や1分間のマインドフルネス瞑想で心の調子を整えてみる
このことは「失敗」と「成功」の関係についても同じであるような気がします。
失敗の連続でつらい状況に陥った時、マイナス思考に陥って自分を責め続けるよりも、失敗した自分を、自分で受け容れてあげた方が、心がラクになります。
しかしマイナス思考に陥っている時ほど、自分で自分を受け容れることは難しいですから、そのときやってみるに値することといえば、占いなどで自分の運勢を確かめることではなく、呼吸を深めることです。
また、呼吸を深めながら、1分間で良いので、気づきの瞑想である「マインドフルネス瞑想」を行ってみるのも良いと思います。
禅の世界に、「調心・調息・調身」という言葉がありますが、自分が悲観的に捉えてしまっていることを、ニュートラルもしくは楽観的に捉えられるようにするための最大の秘訣は、息を深め、さらに、からだとこころのバランスを整えることだと思われるのです。
もし深い呼吸によって心の状態が整って余裕ができてくれば、一つの物事に対して、違う見方が出来やすくなります。
要するに呼吸を深めたり、マインドフルネス瞑想を実践したりすることによって、自分を観察するようにすることが大事なのです。
そして、自分は大きな失敗をした、過ちをおかした、と思って悩んでいたとしても、時間とともに、「失敗」の意味は常に変化している、ということに気づければ、だんだん気持ちが楽になってきます。
繰り返しますが、「失敗」を「失敗」だと固定しているのは、常に自分自身なのです。
何でも頑張り過ぎず、呼吸や瞑想によって自分をゆるめてあげれば、固定された「失敗」の意味も、だんだん変わってくるのです。
そして、「失敗」とか「成功」とかいう言葉は、現代社会においては、お金・経済的な意味で使われており、月収や年収の額で人を評価する傾向が強いですが、動物や植物など、ありとあらゆる生命にとっては、「生きている」ことが、すでに「成功」なのであり、「奇蹟」なのです。
すなわち、たとえ自分の人生は失敗の連続だったと思い込んでいたとしても、失敗の意味合いは常に変化していますし、どのような人生を送っているのであれ、<わたし>という唯一無二の存在が、いま生きているだけで、すでにそのことは「奇蹟」であり、「成功」なのです。
うつを緩和するには、腸内環境の改善と糖質制限、食事・運動・瞑想が大切です。
「失敗」の意味は常に変化している理由。
当ブログではうつ病の予防と、うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ・腸内環境改善と糖質制限)、運動と瞑想で治すための方法について書いています(あくまでうつの症状をやわらげるためのひとつの手段です)。
今回は、「失敗」の意味は常に変化している理由についてです。
冬が終わり、だんだん暖かくなってきた春先に、どことなく気持ちが落ち込むという方がいらっしゃるかもしれません。
また、四月に新年度を迎えるまえのこの三月、人生の分岐点に立たされ、自分の人生はうまくいっていないと思い、どことなく不安な気持ちになっている方もいらっしゃるかもしれません。
私自身も、どういうわけか、三月から四月上旬にかけて気分が沈みこむことがあります。そういうわけで、今回は、「失敗」の意味は常に変化している理由について書いてみたいと思います。
以前の記事で「人生に<失敗>は無い理由」について書き、そこで、「現時点では「失敗」だと思っていたことも、長い目でみれば、「成功」のために必要だったのであり、このことは、時間が経つにつれて、自分にとっての「失敗」の意味が変わる」ということについて述べました。
また、「そのように考えてみると、長い人生のなかで、「失敗」は無いということになるのです。なぜなら、いま述べたように、「失敗」の性質や自分にとっての意味合いは、時間と共に変化するからです」と書きました。
このことに関する詳しい内容については↑の記事を参照していただきたいと思いますが、もし、自分の人生は失敗だったと感じていたとしても、その「失敗」の意味合いは、常に変わっているので、自分の人生は「失敗」だったと思いつめたり、自分で思い込んだりしないほうが良いのです。
たとえば、会社の大事な面接があるのに、寝坊したために急行の電車Aに乗り遅れ、「失敗した~!!」と、寝坊した自分を責めると同時に、そのことを後悔したとします。
そしてそのことによって、自分の人生の道が閉ざされてしまったと絶望的な気分に陥ってしまったとします。
しかし、だからといって、その「失敗」がずっと「失敗」であるとは限りません。
もし、急行の電車Aに乗ったとしても、もしかしたらそのことで何かのトラブルに巻き込まれて、結局面接の時間に間に合わなかったかもしれません。
一方、各駅停車の電車Bに乗って車窓からの風景を眺めているうちに、かえってリラックスでき、慌てずに面接先に素直に謝ろうと思ったり、最初から縁がなかったんだと考えたりして、新しい選択の途(みち)が見えてくるかもしれません。
今回は会社の面接のたとえですが、このたとえは、人生の様々な場面にあてはまります。
その時は「失敗」だと思っても、その「失敗」の意味は常に変化しているため、もし失敗のあとに、何らかの好運に出会ったら、その好運に出会えたのは、自分が「失敗」したおかげなのです。
すなわち、人生に失敗はないのです。
自分をゆるめてリラックスすれば「失敗」の意味が変わる。
しかし、自分が息苦しい毎日を送り、常に緊張を強いられていれば、なかなかそのことに気づけなくなります。
したがって、その「人生に失敗はない」ということに気づけるようになるには、呼吸を深めたり、ヨガなどのゆっくりとした運動を行なったり、瞑想したりして、自分をほどよくゆるめていく必要があります。
まずは呼吸やゆっくりとした運動、瞑想などで自分のこころとからだの調子を整えてみることが大切です。
また、もし呼吸やゆっくりとした運動、瞑想などを行うことで、少しずつリラックスできて気分がよくなっていけば、「失敗」の意味が常に変化しており、その「失敗」が実は「成功」につながっている、ということに気づくきっかけにもなります。
自分が気づかないだけで、実は「失敗」の意味は常に変化しているのです。
つまり、本当は「失敗」の性質を、自分で「失敗」だと決めつけることはできないのです。
なぜなら、いま述べたように、自分が気づかないだけで、実は「失敗」の意味は常に変化しているからです。
「失敗」を「失敗」だと固定しているのは、常に自分自身なのです。
何でも頑張り過ぎず、自分をゆるめてあげれば、固定された「失敗」の意味も、だんだん変わってきます。
そして、「生きている」ことが、すでに「成功」なのです。
ジャラハニーがうつの予防に効果的なわけ。
当ブログではうつ病の予防と、うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ・腸内環境改善と糖質制限)、運動と瞑想で治すための方法について書いています(あくまでうつの症状をやわらげるためのひとつの手段です)。
前回はハチミツのなかでも、特に低GIのアカシアはちみつが糖質制限にオススメであるという内容の記事を書きました。
今回は、(本日3月8日がミツバチの日であるということもあり)、ジャラハニーがうつの予防に効果的なわけについて述べていきたいと思います。
この「ジャラハニー」とは、ユーカリの一種でオーストラリア南西部だけに自生するジャラという特殊な木の花から採れるハチミツのことです。
また、ジャラの花の開花時期はたったの2年に1回、それも冬であるため、その花を蜜源とし、他の蜜源から影響を受けないジャラハニーは大変貴重なものなのだといいます。
ハチミツ自体、ビタミンやミネラル、アミノ酸、酵素などの栄養素がバランス良く含まれているという特長がありますが、では、なぜ、特にジャラハニーがうつの予防に効果的なのでしょうか?
オーストラリアのジャラハニーがうつの予防の効果的であるという科学的エビデンスがどの程度あるのかは分かりませんが、実は、ジャラハニーには、
といった特徴があるのです。
これらの特徴はどれも、腸内環境の改善や砂糖をやめる糖質制限、ストレス対策など、うつの症状の改善に関係してくると考えられるので、毎日の生活にジャラハニーをプラスすることは、うつの症状を少しでもやわらげるのに役立ってくれると思われるのです。
また、このジャラハニーは、ニュージーランドのハチミツであるマヌカハニーと同様、強い抗菌・殺菌作用をもっているといわれています。そのため、ピロリ菌やガンジタ菌、黄色状ブドウ球菌の抑制に効果的だといわれていたり、塗ることで傷の治癒を早めたり、皮膚の炎症を抑えたりするとされています。
特に、皮膚は心とつながっており、皮膚のケアをすることは、心の健康維持につながってくると思われるため、このジャラハニーは、なめるだけではなく、入浴後などに、肌荒れが気になる部分に塗る、といった使い方もできます。
そしてジャラハニーやハチミツ自体の保湿効果・美肌効果によって皮膚の状態が整うことが、メンタル面・気持ちを整えてくれることは、十分考えられるのです。
ひとさじのジャラハニーは、うつをやわらげていくためにおすすめ。
以上、ここまでジャラハニーのうつを予防する効果について述べてきましたが、オーストラリアのはちみつであるジャラハニーは、うつの症状を少しでもやわらげていくための、腸内環境の改善やゆるやかな糖質制限にオススメです。
また、強いストレスにさらされ、甘いものが欲しいと感じた時に、砂糖がたっぷりと入ったお菓子などの加工食品をやめるかわりに、ジャラハニーをひとさじ舐めることは、もしかしたら、そのときの嫌な気持ちをやわらげてくれるかもしれません。
ちなみにこのジャラハニー、舐めると黒蜜のような味わいが口の中にひろがり、人によってはやみつきになると思います(そのためくれぐれも食べ過ぎには注意です)。
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うつを緩和するには、腸内環境の改善と糖質制限、食事・運動・瞑想が大切です。