ハチミツのうつを予防する効果とは?
当ブログではうつ病の予防と、うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ・腸内環境改善と糖質制限)、運動と瞑想で治すための方法について書いています(あくまでうつの症状をやわらげるためのひとつの手段です)。
今回はハチミツのうつを予防する効果についてです。
ハチミツにはうつを予防する効果がある?
蜂蜜に関する本を読んでいたら、古くからハチミツは抗うつ剤としても利用されてきたという記述がありましたが、はちみつにはうつ病を予防したり、うつを改善したりする効果・効能はあるのでしょうか?
また、はちみつはうつの対策として有効なのでしょうか?
私自身は、栄養バランスが整った非加熱の天然・生はちみつをうまく食生活に採り入れることは、うつの予防に効果的だと考えています。
その理由は、当ブログは、ゆるやかな糖質制限と、腸内フローラ・腸内環境を整えることが、うつの改善につながると考えているのですが、ハチミツは、その二つに有効だからです。
栄養バランスが整った非加熱の天然はちみつをうまく食生活に採り入れることは、うつの予防に効果的。
蜂蜜は血糖値を上げやすいと思われがちですが、ブドウ糖よりも果糖のほうが多いハチミツ(アカシア蜂蜜・ジャラハニーなど)は、血糖値を上げにくいとされています(低GI)。
さらに、ミツバチの酵素のちからによって、糖類が最初から果糖とブドウ糖に分離しているため、吸収されやすく、エネルギーになりやすいとされています。そのため、非加熱の天然はちみつは、人工甘味料や白砂糖を止めるゆるやかな糖質制限のお伴にオススメです。
アカシアはちみつは低GIです。
腸内フローラ・腸内環境を整える
昔からはちみつには整腸作用があるといわれており、インドの伝統医学である「アーユルヴェーダ」でも、蜂蜜は軽い便秘薬として利用されてきたといいます。
実際、蜂蜜には腸内細菌のバランスを整え、腸内フローラを元気にするのを助けてくれるオリゴ糖やグルコン酸などが含まれています。
そのため、ひとさじのはちみつをなめることは、腸内環境を整えるのに効果的なのですが、整腸作用のあるヨーグルトやアロエベラなどと一緒に摂るのもお勧めですし、「はちみつアロエベラヨーグルト」などは腸内フローラの健康のためには最高です。
はちみつはビタミンCと組み合わせるのがオススメ。
さらにハチミツは活性型のビタミンがバランスよく含まれていますが。ビタミンCだけはちょっと不足しがちだといいます(参考 前田京子『ひとさじのはちみつ』)。
そのため、ビタミンC(アスコルビン酸)を組み合わせると、蜂蜜は、よりビタミンバランスが整った天然のビタミン剤になります。
また、こまめにビタミンCを補給することは、ストレス対策にもなります。
こちらは殺菌・抗菌力も強いマヌカハニー。
ハチミツはからだとこころを元気にするための栄養が豊富
以上、ここまでハチミツのうつを予防する効果について述べてきましたが、はちみつには、活性型のビタミンやミネラル、アミノ酸、有機酸、酵素など、からだとこころを元気にするための栄養がバランスよく含まれています。
そのハチミツを舐めれば、うつがみるみるうちに治るわけではないかもしれませんが、日頃の食生活を見直し、それと同時に、毎日の食習慣にハチミツをプラスしてみることは、心身の健康維持のために役立つと思うのです。
ちなみにスーパーやコンビニエンスストアで販売されている数百円のハチミツは、「純粋蜂蜜」と明記されていたとしても、水アメや人工甘味料などが混ざっている「加工はちみつ」である可能性が高いといいます。
そのため、うつ病の予防やうつの対策のためにはちみつを利用する場合は、少し値段が高くても、顔の見える養蜂家や、信頼のできる会社から購入することが大切です。
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ハチミツは薬の苦さをこまかしたりのどの痛みを鎮めたりするだけでなく、それ自体が薬として使われることも多い。健康上のさまざまな理由により、昔から世界中で使われてきた。病気や災難を遠ざけるお守り、薬剤、抗うつ剤、一般的な強壮剤、力の源、さらには肌や髪の美容液として利用されてきたのである。その多くは、代替療法、迷信じみた話、あるいは民間療法として現在に引き継がれた。(ルーシー・M・ロング『ハチミツの歴史』 大山 晶 訳 p101~102)
はちみつは、各種栄養素をからだに吸収されやすい形で含んでいる栄養爆弾だ。クエン酸、グルコン酸、コハク酸などの有機酸やアミラーゼ、グルコースオキシターゼなどの酵素類、ビタミンB₁、B₂、B₆、ニコチン酸、葉酸、パントテン酸、コリンなどのビタミンB群だけでなく、さまざまなビタミンをバランスよく含んでいる。アミノ酸を全20種類、カルシウム、鉄、銅、マンガン、カリウム、マグネシウムなどのミネラルを全27種類、それにポリフェノールなどの各種抗酸化物などなど。(前田京子『ひとさじのはちみつ』p36)
うつを緩和するには、腸内環境の改善と糖質制限、食事・運動・瞑想が大切です。