うつを腸内フローラ改善と糖質制限で治すための方法ブログ

うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ改善と糖質制限、DHA)、運動と瞑想で治すための方法ブログです。

低体温とうつの関係とは?

当ブログではうつ病の予防と、うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ・腸内環境改善糖質制限)、運動瞑想で治すための方法について書いています(あくまでうつの症状をやわらげるためのひとつの手段です)。

 

今回は低体温とうつの関係について書いていきたいと思います。

 

寒さが厳しくなると、次第に低体温に陥りやすくなってきますが、うつの症状に悩まされている方は、季節に関係なくヒトの体温である37度よりも低い「低体温」である場合が多いともいいます。

また、曇りや雨の日が続き、太陽の光を十分に浴びることが出来ないなどの理由で、体温が低下し、からだが寒さを感じると、どういうわけか気持ちが後ろ向きになりますし、ひとつの物事に対して、ネガティブな考え方をしがちになります。

そのため、体温は、うつの症状と関係していると考えるほうが自然だと思われます。

このことに関して、たとえば医学博士の石原結實氏は、『病気が治る温め方』で以下のように述べています。

 

 アメリカのミラバイル医博は、「4000人の精神病患者を10年間追跡したら、自殺した人はみな、低体温だった」と発表しています。

 自殺する人は、ほかの精神疾患統合失調症、ノイローゼ)に比べ、うつ病の人が多いことがわかっています。最近、11月頃から3月頃まで、うつ病を患う「季節うつ病」が流行しています。

(略)

 つまり、「冷え」が精神病と深く、かかわっていることがわかります。(石原結實『病気が治る温め方』p172

 

石原結實『病気が治る温め方』

ストレスが低体温を引き起こす

したがってうつの症状を少しでも和らげるためには、低体温を避けることが望ましいと考えられるのですが、では、体温が低下してしまう原因は何でしょうか? 

低体温の原因としては、冷蔵庫やエアコンの普及、アイスクリームなど冷たい物の食べ過ぎといった、様々なものや生活習慣などが挙げられていますが、「低体温」の主な原因として考えられるのは、やはり「ストレス」だと思われます。

 

ちなみに一口に「ストレス」といっても、環境的ストレスや心理的ストレス、物理的ストレスなど幅広いですが、免疫学者の安保徹氏は『体温免疫力』のなかで、「ストレスが低体温の原因になるのは、ストレスがあると、交感神経を緊張させてしまうからです」としています。

 そして、「なんらかの原因で血流がとだえてしまうと、血液が十分に供給されず、体温が下がってしまいます」、「血流がとだえてしまう原因のひとつが、交感神経の緊張です」と述べています。

 

また、『体温を上げると健康になる!』の著者である齋藤真嗣医師は、「人間はストレス状態が長く続くと、自律神経のバランスや、ホルモンのバランスを崩してしまいます」とし、「ストレスが低体温をつくりだし、低体温が細胞にとってさらなるストレスになる」と述べています。

 

さらに、齋藤真嗣医師は以下のようにも述べています。

 

 人間は幸せを手に入れようと、いろいろなことに頑張りながらここまで進化してきました。でも、ちょっと頑張りすぎてしまったようです。

 私には、そのひずみが低体温となって、人間に本来の幸せに立ち返るよう教えてくれているような気がしてなりません。

 頑張って働いて、ストレスに耐えて、あなたの体はもう悲鳴を上げています。その悲鳴が「低体温」です。(齊藤真嗣『体温を上げると健康になる』p197

 

齊藤真嗣『体温を上げると健康になる』

頑張り過ぎている時ほど、ゆっくりと生きる

このようにストレスによって交感神経ばかりが優位になることは、低体温の原因になると言われているのですが、かといって部屋のなかでだらだらした生活ばかりを送ることで、副交感神経ばかりが優位になってしまえば、そのことも自律神経のバランスを崩すきっかけにもなってしまうとされています。

そのため、低体温を避けるために大切なのは、交感神経と副交感神経のバランスを取ることなのだと思われます。

しかし現代社会においては、時間に追われたり極度に緊張したりすることで交感神経ばかりが優位になってしまうことが多いと考えられます。

特にうつの症状に悩まされる方は、真面目で頑張り過ぎてしまう傾向があるため、心がつらいと感じる時はあまり無理せずに、意識的に深い呼吸一分間のマインドフルネス瞑想、時間があればゆっくりとした運動(ヨガやストレッチ、気功)などを行なって、副交感神経を優位にすることが必要になってくると思われます。

また、寒くてあまり外出する気力が起きない方は、部屋でスクワットをゆっくりと行ってみるのも、体温を上げるのには効果的です。

 

ちなみに、冷たいものを食べたり飲んだりすることも、やはり身体や腸を冷やしてしまう原因になってしまいますので、うつの症状を少しでも改善していくためには、冬はもちろんのこと、夏でも、冷たい物は避けたほうが賢明だと思われます。

 

そのほか、紅茶やココア、生姜湯など、からだを温めるとされる飲み物をこまめに飲むようにするのも、寒さ対策としてオススメです。

 

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