うつを腸内フローラ改善と糖質制限で治すための方法ブログ

うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ改善と糖質制限、DHA)、運動と瞑想で治すための方法ブログです。

トランス脂肪酸がからだと心の健康に対して悪い理由

当ブログではうつ病予防と、うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ・腸内環境改善糖質制限)で治すための方法について書いています(あくまでうつの症状をやわらげるためのひとつの手段です)。

 

前回はうつの予防のための正しい油の摂り方について書きましたが、今回はトランス脂肪酸が心の健康に悪い理由について述べていこうと思います。

一般的にトランス脂肪酸が体に悪いと言われていますが、その「トランス脂肪酸」とは水素結合が足りない不飽和脂肪酸に対して、人工的に水素添加することで出来たいびつな飽和脂肪酸のことです。

このトランス脂肪酸が問題なのは、人工的に水素添加することで出来上がっているため、プラスチックのように体内で分解されず、いつまでも体内に残ってしまうことだとされています。

そのため細胞の新陳代謝に悪い影響を及ぼしてしまうのです。

実際、脂肪を研究している科学者は、油に水素添加することを「プラスチック化する」と述べているようです。

例えば脳科学専門医の山嶋哲盛氏は、トランス脂肪酸が体に悪い理由に関して「細胞の働きが阻害されると、血管や脳に障害を起こしたり、さまざまな疾病の原因となります。トランス脂肪酸による代表的な健康被害が、血液中の悪玉コレステロールの増加や動脈硬化です」と述べています(山嶋哲盛『サラダ油をやめれば認知症にならない』)。

 

このトランス脂肪酸が体に悪い詳しい理由については以下の記事をご参照ください。

omegaoil.seesaa.net

また、トランス脂肪酸の心の領域に対する悪影響に関しては、イギリス・オックスフォード大学のピュリ医師らによって、トランス脂肪酸が脳の活動に必要な酵素を破壊して、注意欠陥障害(ADD)や注意欠陥多動性障害ADHD)を引き起こす要因になることが指摘されているといいます。

 

このようにトランス脂肪酸は人のからだやこころに対して様々な悪影響を与えるとされており、なるべく摂らないようにするのが望ましいわけですが、日本では現在のところ、使用量の制限や表示の義務付けといった厳しい規制は食品業界に課されていません。

そのため、「マーガリン」や「ショートニング」といった原材料を使用している加工食品の多くにトランス脂肪酸が含まれているのが現状です。

もちろん、だからといって、スーパーマーケットやコンビニエンスストアに加工食品がありふれている現代社会において、トランス脂肪酸をまったく摂らないようにするのは非常に難しいと感じます。

しかし、末永くからだとこころの健康を維持していくためには、トランス脂肪酸の摂取を日頃から神経質にならない程度に気をつけてみることも、大切になってくると思われます。

 

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