うつを腸内フローラ改善と糖質制限で治すための方法ブログ

うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ改善と糖質制限、DHA)、運動と瞑想で治すための方法ブログです。

イノシトールの心の病をやわらげる効果とは?

当ブログではうつ病予防と、うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ・腸内環境改善糖質制限)で治すための方法について書いています(あくまでうつの症状をやわらげるためのひとつの手段です)。

 

今回はビタミン様物質の一種、「イノシトール」の心の病をやわらげる効果についてです。

イノシトール」という栄養素はあまり聞いたことがないかもしれませんが、イノシトールは水溶性で穀物や果物などの食品に多く含まれており、脂肪肝動脈硬化の予防や神経細胞の働きを助ける作用など、幅広い働きをもっているとされています。

そして、この「イノシトール」は強迫性障害パニック障害といった心の病に対して良い働きをしてくれるといいます。

そのことが、生田哲氏の『心の病は食事で治す』のなかに書いてあったので、引用してみたいと思います。

 

 イノシトールは、セロトニンアセチルコリンの適切なはたらきに欠かせない。不足するとうつ病を引き起こす。それからイノシトールは、強迫性障害パニック障害を止める効果があることが知られている。

 強迫性障害は、馬鹿馬鹿しいと自分でわかっているのだが、あまり意味のないことにこだわる心の病である。そしてパニック障害は、ある日、突然、強いめまい、動悸、不快感などに襲われる発作を指す。

 薬と異なり、イノシトールは水溶性ビタミンであるため、副作用は見られない。(生田哲『心の病は食事で治す』p60

 

 不安障害を撃退するもう一つのB群は、長い間、目立たない存在であったイノシトールである。ごく最近までイノシトールの欠乏症は不明だった。しかし一九八〇年代にプリンストン脳研究所は、イノシトール抗不安薬のリブリウムとよく似た鎮静効果があることを発表した。

(中略)

 セロトニンの効果をコントロールするイノシトールは、強迫性障害だけでなく、パニック障害の治療にも利用され、それ自体が不安を鎮める抑制性伝達物質であることが証明された。(生田哲『心の病は食事で治す』p160~161

 

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このようにイノシトールは不安を鎮める働きがあり、強迫性障害パニック障害といった心の病に対して有効であるといいます。

もちろん、イノシトールを摂れば、それだけで心の病が治るというわけではないと思いますが、心の病を改善に向かわせるためのサポートとして、イノシトールが不足しないよう心がけることは大切であるように感じます。

もしイノシトールを食品から多く摂りたいのであれば、以前の記事で紹介した玄米リブレフラワーココナッツシュガーに豊富に含まれていますので、関心がある方は試してみてください(100g中、220~230mg)。

 

玄米リブレフラワーにはイノシトールが豊富

玄米リブレフラワーにはイノシトールが豊富に含まれています。

 

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ココナッツシュガーにはイノシトールが豊富

 ココナッツシュガーにもイノシトールがたくさん含まれています。

 

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