うつを腸内フローラ改善と糖質制限で治すための方法ブログ

うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ改善と糖質制限、DHA)、運動と瞑想で治すための方法ブログです。

オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)の脳の炎症を抑える効果とは?

当ブログではうつ病予防と、うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ・腸内環境改善糖質制限)で治すための方法について書いています(あくまでうつの症状をやわらげるためのひとつの手段です)。

 

前回はDHAEPAのうつの症状を改善する効果について書きましたが、今回はオメガ3脂肪酸DHAEPA)の脳の炎症を抑える効果について述べていきたいと思います。

 

ちなみに前回の記事のおさらいですが、「オメガ3脂肪酸DHAEPA・α-リノレン酸」がなぜうつの症状を改善するのに役立つのでしょうか?

 

その理由は、脳の神経細胞のネットワークにおいて、一方の神経細胞が投げた伝達物質というボールを、もう一方の神経細胞の構えるミットである受容体にキャッチする際、よりうまくキャッチするのは、オメガ3脂肪酸で出来た柔らかい膜だからです。

また、ブドウ糖、ホルモン、ビタミンなども受容体に受けとってもらうことで初めて、神経細胞の内側に取り込まれて活用されることになるため、伝達物質、ブドウ糖、ホルモン、ビタミンなど様々な物質がきちんとキャッチされるためには、オメガ3脂肪酸をしっかりと摂ることが重要になってくるのです(詳しくは以下の記事をご参照ください)。

 

utukaizen.hatenablog.com

今回はオメガ3脂肪酸DHAEPA)の脳の炎症を抑える効果についてです。(脳の炎症とうつの症状の関係性については、以前の記事でも取り上げましたので、詳しくは以下の記事をご参照ください)。

utukaizen.hatenablog.com

特に、脳の炎症や、炎症とうつとの関係性について言及しているのは、アメリカの神経科医のデイヴィッド・パールマター氏やジーン・カーパー氏です。

 

 脳疾患も含めてすべての変性疾患を引き起こすのが「炎症」であることは、研究者たちにはかなり前から知られていた。そして研究者たちは、グルテン、さらに言えば高炭水化物の食事が脳に達する炎症反応の原因になっていることを見出しつつある。(デイヴィッド・パールマター『「いつものパン」があなたを殺す』白澤卓二訳 p53

 

 炎症は、徐々に脳の破壊を進行させ、脳卒中、むら気、精神分裂病、そしてアルツハイマー病などの神経変性症から、自然な老化での知能低下まで、広い範囲で脳の脅威となっていることが認識されるようになった。炎症が遅効性の神経毒のように働くことを知っていたら、炎症反応を点火させる燃料を、毎日の食事でせっせと補給したいなどとは、誰も思わないはずだ。オメガ6脂肪酸がまさにこの点火燃料になることは、一般にまだほとんど知られていない。しかし、オメガ6が極めて炎症を誘発しやすいことは、すでに科学的に立証されている。(ジーン・カーパー『奇跡の脳をつくる食事とサプリメント』丸本淑生訳 p89

 

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DHAEPAが脳の炎症を抑える

デイヴィッド・パールマター氏やジーン・カーパー氏は、糖質やグルテン、サラダ油に多く含まれているオメガ6脂肪酸などが、脳に炎症を起こす引き金になると述べていますが、この炎症を抑える働きがあるのがDHAをはじめとしたオメガ3脂肪酸なのだというのです。

 

 人間の脳はその重さの三分の二以上が脂肪であり、そのうちの四分の一がDHAである。そしてこのDHAは抗炎症作用を持っていて、体に負担がかかるような食事をとると、体を守るために戦士のように戦ってくれる。たとえば、グルテンに反応して起こる腸の炎症を抑えたり、糖質(とくにはちみつや果物に含まれる果糖)たっぷりの食事による悪影響を防いだり。さらに、炭水化物を摂りすぎて脳の代謝が低下するのを防いだりする。(デイビッド・パールマター/クリスティン・ロバーグ『「いつものパン」があなたを殺す』 p252~253

 

 魚の油は、脳血管や脳細胞で炎症を抑制することでも、脳を強力にガードしてくれている。専門家のあいだでは、炎症は脳の組織や機能の破壊の原因になり、脳卒中アルツハイマー病を進行させるという認識が高まっている。炎症を誘発して血管にダメージを与えたり細胞間の情報伝達を妨害するホルモン様物質であるプロスタグランジン、ロイコトリエン、サイトカインの生成を、オメガ3は抑えてくれる。オメガ6を多く含んだ油(コーン・オイル、紅花油、ひまわり油、大豆油など)を摂る量が多いほど、オメガ3の摂取量も増やさないと、炎症を抑えにくくなってしまう。(ジーン・カーパー『奇跡の脳をつくる食事とサプリメント』丸本淑生訳 p104~105

 

奇跡の脳をつくる食事とサプリメント

 

このように、オメガ3脂肪酸DHAEPA・α‐リノレン酸)は、脳の炎症を抑えるのに有効だとされています。

もちろん、オメガ3脂肪酸をたっぷり摂れば、それだけでうつの症状が劇的に改善されるとは言えないかもしれませんが、日頃の食生活において、DHAEPAが不足しないように心がけることは、脳の炎症を抑えることでうつの症状を少しでもやわらげ、脳と心の健康を維持していくためには大切だと考えられるのです。

 

また、普段からDHAとEPAが不足していると感じている方は、 DHA&EPAオメガプラス 【DHA&EPA+サチャインチ】 などのサプリメントや、亜麻仁油・えごま油から摂ることで、オメガ3脂肪酸の不足を解消するのがオススメです。

 

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DHA&EPAオメガプラス はオメガ3脂肪酸の補給に効果的です。

オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)

 

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うつを緩和するには、腸内環境の改善と糖質制限、食事・運動・瞑想が大切です。

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