うつを腸内フローラ改善と糖質制限で治すための方法ブログ

うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ改善と糖質制限、DHA)、運動と瞑想で治すための方法ブログです。

うつの症状と似ている「副腎疲労症候群」とは?

当ブログではうつ病予防と、うつの症状を食事と栄養(主に腸内フローラ・腸内環境改善糖質制限)で治すための方法について書いています(あくまでうつの症状をやわらげるためのひとつの手段です)。

 

今回はうつの症状と似ている「副腎疲労症候群」についてです。

では、「副腎疲労症候群」とはどういったものでしょうか?

この「副腎疲労症候群」について、藤森徹也氏が著作のなかで簡潔に説明していますので、引用してみたいと思います。

 

 副腎疲労症候群は、文字通り副腎が疲れてしまう病気です。副腎とは、左右の腎臓の上部に覆いかぶさるようにある臓器で、多種のホルモンを分泌する内分泌器官です。副腎からは生命の維持にとって極めて重要な数々のホルモンが分泌されているため、副腎が正常に機能するか否かは、生命そのものに関わります。慢性的な疲労に悩み、病院の検査では異常なしと診断され、うつ病の治療をしても症状が改善しないという場合、数々のホルモンのなかでも特に注目したいのは、「コルチゾール」という副腎皮質ホルモンです。(藤森徹也『副腎疲労症候群』p17

 

また副腎が分泌する、抗ストレスホルモンとして有名な「コルチゾール」については以下のように述べています。

 

 コルチゾールは「ストレスホルモン」とも呼ばれ、身体にストレスがかかると分泌されるホルモンです。ストレスへの耐久力や回復力を増加させ、主に体調を保つ役割を担っています。このコルチゾールが適量分泌されることで、私たちの身体は日々のストレスから守られているのです。(藤森徹也『副腎疲労症候群』p17

 

 コルチゾールには細胞をストレスから守り、元気にする働きがあります。免疫機能や血圧、血糖値の調整、水分やエネルギーの代謝に、塩分のコントロール、脂肪の分解、アレルギー症状を抑える抗炎症作用など非常に多くの役割を担っているため、コルチゾールの分泌量に異常が生じると、身体のありとあらゆる部分に不調をきたすのです。(藤森徹也『副腎疲労症候群』p34~35

 

副腎疲労症候群

この「副腎疲労症候群」は、藤森氏も述べていますが、うつの症状と間違われやすいため、何となくやる気が出ず、それがずっと続く場合は、「うつ」だけではなく、「副腎疲労症候群」を疑ってみることも必要になってきます。

また副腎の疲労を回復させるには、ビタミンCをはじめとした栄養素の補給が重要だとされていますが、症状が重い場合は、市販のサプリメントに頼らず、医療機関での診療を受け、専門医から処方されたものを摂ることが大事だと言います。

 

utukaizen.hatenablog.com